PS5コントローラーを使っていると、必ずといっていいほど悩まされる「ドリフト現象」。
ドリフト現象は、コントローラーを触っていないのにキャラクターやカーソルが勝手に動いてしまう不具合です。
コントローラーも新しく購入するのをためらうほど高くなってきていますので、自分で分解・修理できないかと試してみました。
結果、いままで分解をしたことがない初心者でも分解し、接点復活剤を使用してドリフト現象を直すことができましたので、この記事ではその方法を紹介します。
費用はだいたい1,000円くらいでできるので、気になる方はぜひ挑戦してみてください!
ただし、分解中にパーツを壊したり、傷つけたりしてしまう可能性もあるため、自己責任でお願いします。


PS5コントローラーのドリフト現象を分解・接点復活剤で修理する方法

修理に使うもの

修理に使ったものは下記。
接点復活スプレーはホームセンターで買うと602円(税込)でした。
また、なるべく先が細いマイナスドライバー437円(税込)も購入。

マイナスドライバーはコントローラー本体を傷つけやすかったので、できれば他の差し込めるようなものが良いかもしれません。
プラスドライバー・ピンセットは自宅にあったものを使用して、合計で1,039円。
プラスドライバーやヘラは100均などで用意することもできるので、大体1,000円ちょっとぐらいで修理が可能です。
メーカー修理が保証外の場合、大体7,480円かかるとのことだったので、材料費の方が格段に安いです。
分解・修理方法
まずはL1ボタンとL2ボタンの間にマイナスドライバーをさしこみ、L1ボタンの方へぐっと押し上げて外します。
R1ボタンも同様に外していきます。


コントローラーの持ち手部分の黒いパーツの隙間にマイナスドライバーを差し込み、上に持ち上げて両方外していきます。


黒いカバーを割れないように少しずつ剥がします。
最後にイヤホンジャックの横あたりからマイナスドライバーを差し込み、黒い部品を取り外します。




持ち手部分とL1・R1ボタンがあった場所にネジが4箇所とめられているので、プラスドライバーで外していきます。




次はコントローラーの後ろ側を外していきます。
手元の部分からマイナスドライバーを差し込んで押し上げつつ、ツメの部分を外していきます。(両側です)


ツメ部分がすぐにもとに戻ってしまいますので、がんばってなんとか両側外してください…!


ツメを外したあと、Lボタン・Rボタン付近の場所からマイナスドライバーを差し込んでパーツを押し上げます。


ここでなかなか外れず苦労したのですが、割れやすいところでもあるので慎重に分解を進めてください。


次は真ん中のグレーのバッテリーを外すために、下図の白い部分にはまっている部品を取ります。(ケーブルを断線しないように気をつけます)
ピンセットを使うとやりやすかったです。






黒いカバーを留めている中央のネジを外します。


さらに、下にあるセンサーが貼り付けられているテープの右側を、固定されている部分から抜き取ります。(部品自体はそのままで、先端部分だけ抜き取る感じです)
左側のテープなど傷つけないように注意してください。


黒いカバーを外し、緑の基板に差し込まれている4箇所のテープを抜き取ります。


テープを抜き取るとこんな状態になっています。


基板を取り外していき、反対にくるっと向けます。


スティックの部分を外し、緑色のパーツ部分へ接点復活剤を吹きかけて修理はおわりです!


分解したPS5コントローラーの戻し方
接点復活剤を使用したあとは、分解したコントローラーを元に戻していきます。
スティックをはめ、緑の基板を戻します。
緑の基板をひっくりかえすと、テープも下側になっているのでピンセットで取り出しておきます。


4か所のテープを元通り差し込んでいきます。
差し込むとき、ラインがあるのでそこまでしっかり差し込んでいきます。


黒いカバーを取り付けます。
このとき、赤と黒のケーブルがカバー部分の下側になるようにしてください。
ネジ留めをして、下側のセンサーも元通り固定します。


元通りにするとこんな状態です。


バッテリーも固定していきます。
白いバッテリーコネクタの部分は、ピンが右寄りにあるので固定するときに向きを気をつけてください。




コントローラーの下側をはめていきます。
上の方から順番にはめていくと良いです。


黒い部品をはめこんでいきます。
上側のでっぱりを、本体の三角部分に入れて位置を調整してはめこんでいきます。


最後にL1・R1ボタンです。
でっぱりがあるので、ボタン部分の溝に合わせてはめていきます。




これでPS5のコントローラーが元通りになり、ドリフト現象も解消されているはずです!



ひどかったドリフト現象が嘘のように解消されて、感動しました!
今回は初めての作業だったので約1時間ほどかかりましたが、慣れれば15分ほどでできるそうです。
まとめ:PS5コントローラーのドリフト現象は自分で修理することが可能


ドリフト現象ぐらいでしたら、コントローラーを自分で分解・修理することが可能ということがわかりました。
YouTubeで直し方をわかりやすく紹介してくださっている方もいますので、動画を参考にしながらやるのもおすすめです。
今まで試してみたことがないという方はぜひやってみてください!




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